旅の記録

旅ブログです。

台湾旅行2日目⑥ 士林夜市


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淡水ではとんだ目に遭いましたが(いや何も遭ってはいないか…)、その後も帰り道で地元のカップルが公衆の面前で平然とベロチューしているのを目撃したり、電車で私の隣に立っていたカップルはお互いの体を異様に密着させていたりと、中々気が休まることがありませんでした。これは台湾人に限ったことではないと思いますけど、外国人のカップルって自分達のラブラブぶりを周囲に見られることに対しかなり抵抗感ないですよね。

……さて、淡水駅から本日何度目かのMRT淡水信義線に乗り、本日最後の観光地へと向かいます。着いたのは剣潭駅。前にもちらっと書きましたが、この駅は台湾最大の夜市である士林夜市の最寄り駅となっています。(士林駅からも士林夜市へは歩いて行けますが、400m程の距離があるそうなので注意。)

また、これも前回の記事で少し書きましたが、本日の私の食事はゆで卵一個のみとなっております。今回士林夜市を訪れた最大の目的は「今日一日分のご飯を食べる」。淡水で悲しい思いをした分、夜市のグルメを食べ尽くすぞー!ということで、意気揚々と士林夜市へと向かったのでした。

 

人でごった返していた士林夜市

 
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剣潭駅を出て、駅前の交差点のすぐ向こう側はもう士林夜市でした。思っていた以上に駅から近かったですね。写真でいうと右奥のネオン街になります。

 
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遠目から見てもかなりの規模だということははっきりと分かります。一体どんな感じなんだろうとワクワクしながら信号を待ちます。


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夜市の中へ入りました……が、見てのとおり物凄い人の多さです。台湾の夜市は日本の夜市(いわゆる夏祭り)と違って毎日のように行われているわけですが、今日のような特に何でもない日であってもこれだけの人が集まるとは、やはり噂どおり台湾における夜市の文化は凄いんだなということを思い知らされました。


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いやはや、それにしてもこの人の多さは、私の想像を遥かに超えていました。そして何より人口密度がえげつない。。そもそも路地自体がそんなに広くないわけですが、さらに両側に屋台が連なっていることで、余計に人口密度が高くなっているんですよね。しかも士林夜市は範囲もめちゃくちゃ広くて、歩いても歩いてもこのような光景がずっと続いていきます。

……とりあえず何か食べようと思ったのですが、士林夜市は人だけでなく店も大量にあるので、優柔不断な私は中々決められず…。しかも台湾の夜市は淡水のときと同様、飲食店だけでなくゲーム屋や服屋なども沢山あるので、見かけほど食べ物屋がホイホイ見つかるわけでもないんですよね…。お陰で中々決められずにしばらく周辺を行ったり来たりしていたのですが、しばらくしてようやく食べたいものが見つかったので、購入してみました。


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それがこちら。日本の屋台でもお馴染みのベビーカステラです。何か「晩ご飯がこれ!?」って言われそうですが、、ただ私の中では幼い頃から「夜市といえばベビーカステラでしょ!」という信条みたいなものがあるので。。とりあえずお味の方は、日本のものとほとんど変わらない、見た目どおりの美味しさだったので良かったです。ただ値段の方は、、すみません、この記事を書くまでに間が空きすぎたので、ほとんど覚えていません。。


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ベビーカステラだけでは当然腹は膨ん!ということで、次の食べ物に向かってまた夜市の迷路をさ迷い歩いて行きます。


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次に購入したのは、私が夜市に来たら絶対に食べようと思っていた「胡椒饅」というやつです。中は挽き肉やニラなどの餡が入っており、外は餃子の皮のようなものでサクサクに包まれています。そして「“胡椒“饅」という名前のとおり、胡椒の味もしっかり効いています。人によって評価が分かれる台湾料理の中でも、総じて評価が高い一品だったので、是非一度食べてみたいと前々から思っていたのです。

今回購入した胡椒饅はお値段は確か50NT$(=185円)。さっそく一口食べてみると、

「ウマっ!」

というより

「アツっ!」

という感想が先に来ました。それぐらい熱かったです、、油が。噛んだ瞬間中の肉汁がぶしゃーと溢れ出て来て、その油が思わず火傷しそうになるレベルでした。もはや熱くてまともに食べられないし、何より油が四方八方に飛び散るので他の人にかかりやしないかと心配で心配で、これはもう食べ歩きは危険だと判断。どこか腰を降ろせる場所に移動することにしました。


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途中小さな御廟を見つけたので、その脇の石段に座ってゆっくり食べることにしました。胡椒饅は油にさえ気を付ければ、十分美味しかったです。


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他にはこんなものも食べました。台湾風たこ焼き…。私は大阪出身なので、郷土料理であるたこ焼きがどんな風に売られているのか確かめてやろうと思い購入したのですが、まあ見た目から本物と全然違いましたね…。まず外側が球状になっていないし(具がむき出し)、タコは一片につき足が2,3本は生えているし、ついでにソースはチリソースだし。。味も明らかに本家のものを食べた方が美味しかったです。(まあそもそも、屋台の宣伝文句が「大阪名物」ではなく「“京都“名物」って書いてあるぐらいはじめから認識が間違っていたので、仕方ないですかね…。)

 
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 ……というわけで、今回士林夜市で食べたものは以上となります。「いや、全然夜市のグルメ満喫できてないやん」って声が聞こえてきそうですが、、何というかあまり気分が乗らなかったので…。特に最後のたこ焼きを食べていたとき、夜市の雑踏を過ぎたところにあるベンチに腰かけていたところ、急に「異国の地の道路脇で屋台飯を一人寂しく食べている自分って一体何なんだろう」という悲しい感情に襲われて…、それを考え出したら「もういっか!」って感じになり、3つしか食べてないけどホテルへ帰ることにしました。

でもよくよく考えたら、小籠包のような定番メニューも全然食べれてないし、もう少し色々回ってもよかったような気もしましたが、まあそれは明日食べればいいかということで。そういえば、、台湾の屋台といえば臭豆腐のきつい臭いが漂っていることでも有名ですが、今回はあまり感じることはありませんでしたね(私の鼻がただ単に鈍感なだけの可能性もありますが…)。ところが、帰り道の途中で臭豆腐の屋台を発見!せっかくなのでどれぐらい臭いのか試しにじっくり嗅いでみたのですが、……いわゆる下水の臭いでしたね。新宿とかの繁華街の路地裏でよくこんな臭いがしているような気がします。私としてはそこまで悶絶するほどではありませんでしたが…。

 

 

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以上で、長かった2日目の旅はこれにて終了です。今日は総統府から始まり、故宮博物院、芝山公園、新北投温泉、淡水、士林夜市と、台北北部の主要な名所は大体回ってきた感じですが、意外とすんなり回ることができたなというのが率直な感想です。(当初は「こんな量を一日で全部回ることできるのか!?」と心配していたのですが…。)

しかし、明日の3日目も相当なハードスケジュールとなっているので、ホテルに戻ってからはすぐにベッドへダイブして死んだように眠りました…。おそよ15時間分の疲れとともに…。

 

3日目へ続く