旅の記録

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台湾旅行3日目⑤ 文化路夜市


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時刻は午後6時前。夕日が西に沈もうとしています。ひのき村の次は夜市で晩御飯を食べに、嘉義市内最大の夜市である文化路夜市へ向かいます。


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文化路夜市は先ほど通ったロータリーの、南側に延びる文化路という通りで行われています。まずはロータリーまで来た道を戻りますが、途中5階建のビルと同じくらいの高さのヤシの木を見つけました。台北ではこんなに高いヤシの木はあまり見かけなかったような気がしますが、やっぱりヤシの木が高いと南国感がでますね。(ちなみに嘉義は、台湾における熱帯気候と亜熱帯気候の分岐点となっています。)


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ロータリーにまた戻ってきました。KANOの像に再びお目見え。

 

文化路夜市


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ロータリーの南側に回り文化路夜市へ来たわけですが、昨日の士林夜市よりも規模がかなり小さい感じがします。一瞬ここが本当に夜市なのかと少し戸惑ってしまいました。


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が、これぐらいの規模が本来の夜市の姿なんでしょうね。やっぱり士林夜市は規模が余りにも大きすぎたんだと思います。人でごった返していて歩くのにも不自由したし、一方で文化路夜市は人が少ないし道幅も広いので、非常に歩きやすかったです。夜市を楽しむならこれぐらいの規模が丁度良いのかもしれません。


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とりあえず最初はどんな感じなのか見て回るだけにしたのですが、600m程歩いたところでもう終点。距離的にも昨日に比べてかなり短いです。まあ短い分、じっくり屋台を見て決められそうな感じだったので、これから食べ歩きを開始していきます。

聞くところによると、嘉義は鶏肉飯(ジーロウファン)というグルメが名物だそうです。文化路夜市に来たからには是非ともその鶏肉飯を食べておこうと思っていたのですが、いざ探してみると鶏肉飯を売っている屋台が全然見つかりません。定食屋のような常設のお店なら売っているようなのですが…。

しかしこの三日間、英語と台湾語が理解できないことで散々惨めな思いをしてきたことを考えると、屋台以外のところで買うのは非常に危険。文化路夜市沿いにある常設店は、見たところによると地元の人が集うかなりローカルな感じのするお店だったので、日本語はもちろんのこと英語すら通じるのか怪しい。勇気を持って入ってみても、まーた恥を掻きそうな気がしてならなかったので、チャレンジ精神を既に失っていた私は鶏肉飯を諦める道を選んだのでした…。


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その代わりといっては何ですが、鶏肉とサラダが中に入ったケバブもどき(?)みたいなものを食べました。値段は(確か)50NT$(=185円)。味はまあ普通に美味しかったです。


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他にこんなものも買ってみました。はじめイチゴのりんご飴バージョンかと思って買ったのですが、いざ食べてみると、

「酸っぱ!」

これ、イチゴじゃないです、トマトです!トマトの外側を砂糖で固めたやつでした。イチゴと砂糖だったら抜群に合うんでしょうけど、トマトと砂糖の組み合わせは……、個人的にはかなり微妙な味でした。


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他、唐揚げも購入。で、今回食べたものはこれで終了です……。昨日の夜市も全然食べてなかったですけど、何ですかね、昼御飯食べてなくても動きっぱなしだとあまり食欲沸かないもんなんですかね。


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辺りはすっかり暗くなってしまいました。時刻は午後7時を回っています。そろそろ新幹線で台北へ帰ろうと嘉義駅へ戻ります。


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台鐵嘉義駅のバスターミナルにて、高鐵嘉義駅行きのバスが来るのを待ちます。帰りは誰に場所を教えてもらうことなく列に並んだので、もし目的地とは違うところに行くバスだったらどうしようと内心ドキドキしていたのですが、無事高鐵嘉義駅に到着しました。

嘉義駅からの新幹線は自由席でも何とか座れましたが、台中駅からはもう人で一杯になっていたので、その前に席を確保することができてラッキーでした。台中駅からでも台北駅までは1時間ぐらいかかりますからね。今日も半日以上観光しっぱなしだったので、立ったまま帰ることになるとかなりの地獄になるところでしたが、座れたということでここぞとばかり台北駅まで爆睡しました。

 

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結局ホテルに戻って来たのは午後10時前。今日も一日良い観光ができました。本日は台南に嘉義と、台湾中南部の街を回ってきたわけですが、台北の観光地じゃなくても十分、いやかなり楽しむことができました。個人的には南部の方が何となく街並みが気に入ったので、次もし台湾に来ることがあったら南部中心に回ってみるのも面白いかもしれません。

明日はいよいよ日本へ帰ります。

 

4日目へ続く