旅の記録

旅ブログです。

20180411 織田フィールド

この日は水曜日。

仕事終りに代々木公園内にある織田フィールドまで行って走ってきました。

 

 織田フィールドとは?

急に“織田フィールド“というワードを使いましたが、都内近郊に住む陸上関係者orランニング愛好家の方以外はほとんどご存じないと思います。

 

織田フィールドとは、要するに陸上競技場のことです。

都内近郊の市民ランナーの間では、練習場所の聖地がロードが「皇居」なら、トラックの聖地は「織田フィールド」と言っても過言ではないほど有名な競技場です。

平日夜の解放日には、それはそれは多くのランナー達で賑わっており、その人の多さから練習に支障をきたすこともままあります。

 

 

普通、一般の練習用に解放された陸上競技場ってそこまで混むことはないんですけど、織田フィールドだけが特別に混雑する理由として、利用料とアクセス、そして開館時間の三つがあると個人的に思っています。

 

まず利用料。織田フィールドは無料です。

無料なので受付を通す必要もなし。解放中は門が常時開いているので、ぶっちゃけ練習しに来た人以外も簡単に入ることができます。(なので盗難等には十分気を付ける必要があります。)

この門戸の広さというのが、市民ランナーをはじめとしたビギナーを織田フィールドに引き寄せる第一の要因になっていると思います。

(ちなみに、陸上競技場の個人利用料の一般的な相場は200円ぐらいです。)

 

続いてアクセスについてです。

織田フィールドは代々木公園内にあると始めに書いたとおり、都心のど真ん中に位置しています。

原宿駅からは徒歩10分ぐらい。表参道駅や渋谷駅からも十分歩いて行けます。

このアクセスの良さから、都内近郊から多くのランナーが練習しにやって来ます。

また、代々木公園周辺はNHKの本部をはじめとした大企業が密集しているエリアでもあるので、職場が近くにあるという理由から仕事帰りの社会人の方も多く来ています。(そのため、織田フィールドにはスーツ姿で来たオジサンが非常に多い。)

 

最後に開館時間についてです。

個人的に織田フィールドが混雑する一番の理由が、開館時間の長さだと思っています。

織田フィールドの夜の部の解放は、午後6時から午後9時(正確には午後8時45分にはトラック内は消灯)となっており、仕事帰りでも十分立ち寄れる時間となっています。

では他の陸上競技場はどうでしょう。

普通の陸上競技場は午後5時ぐらいには閉めてしまいます。夏場だけ開館時間が長くなっても午後7時とかです。

陸上競技場って、本来は中高生の部活の練習のために一般解放しているところがあるので、わざわざ9時まで開ける必要性がないんですよね。

でも5時や7時に閉められたら、仕事終りに練習する社会人ランナーにとってはとてもじゃないですが間に合いません。そうなると、平日の仕事終りに陸上競技場で走るには織田フィールド以外に選択肢がなくなります。

そのため、平日夜の織田フィールドは練習場所を求めてやって来た社会人ランナーによって異様に混雑するのです。

(ただし、この混雑は“平日夜“にほぼ限定されていると思ってください。土曜の夜なんかはびっくりするほど空いているのでおすすめです。)

 

明治神宮前<原宿>駅から織田フィールドへ
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では、織田フィールドの最寄り駅である原宿駅から織田フィールドまで徒歩で行ってみます。私は毎回千代田線の明治神宮前<原宿>駅で降りて向かうのですが、その場合は2番出口から出れば原宿駅のすぐ隣に出ることができます。


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神宮橋の交差点を右に沿って行きます。
右手に広大な代々木公園が見えますが、織田フィールドがあるのは向かって左側の方です。

 

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代々木公園(南側)に到着しました。こちらにはフットサル場や野外ライブステージなどもあります。よくお祭りも開かれていて賑やかなところです。


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織田フィールドは北側出口から入って右手にある野外ステージの左隣をさらに奥へと進んだところにあります。ちなみにこの日は野外ステージで何かのアイドルのライブが行われていたようで、ステージ前には大勢のお客さんがつめかけていました。

 
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明治神宮前<原宿>駅を出て12分くらい、織田フィールドの門の前まで来ました。


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中に入るとこんな感じ。午後7時をとうに回っているというのに、めちゃくちゃ人が多いです。というか、これから本練習を始めるというグループの方が多いので、混雑はこの後さらに増していきます。

 

 織田フィールドの利用法、注意点

織田フィールドの利用の仕方や注意点についても書いておきます。

 

まずは、中に入ってすぐのところにある更衣室で着替えましょう。ロッカーも完備されているので、貴重品はその中に預けます(ロッカーは100円投入して鍵を開けたら返ってくる仕様のやつです。100円がない場合は入り口入ってすぐのところにある自販機で崩しましょう)。また、シャワーもあるので練習後は汗を流すこともできます。

注意点としては、何度も言っているように平日の夜は大変混雑するので、場合によってはロッカーが全て使われている可能性があるということです。特に夏場はみんな夜に練習しようと思うので、今以上に混雑します。前述したように、織田フィールドは出入り自由なのでどんな人が中にいるか分かりません。防犯上かなり不安なところがあるので、特に夏場は早めに来てロッカーを確保することをおすすめします。万が一ロッカーが一杯の場合は、門を出て左側すぐのところにあるコインロッカーも利用できますが、こちらは一度お金を投入すると返ってこない仕様です。

 

着替えて貴重品を預けたら、練習上必要なもの(飲み物、タオル、ランシャツ、マラソンシューズ、スパイクなど)を持って更衣室を出ます。荷物はトラックの脇に置いておけばいいと思いますが、ロッカーの鍵だけは常に持っておきましょう。

まずは体操、ストレッチをしてウォーミングアップのジョグ、流し、本練習、クーリングダウンという流れになるかと思いますが、アップとダウンのジョグはトラック内の芝生、もしくはトラック8レーンかその外側、もしくは競技場外を走りましょう。1~7レーンは本練習をする人のために空けておきます。アップorダウンのジョグは当然ペースが遅くなるので、本練習でそれよりも速く走っている人が大回りする必要が出てくるからです。

(*ペースが遅い人は1レーンを走るな、と言っているわけではありません。)

(*競技場内を周回する際は、トラック内外を問わず反時計回りで統一しましょう。)

 

また、トラック内外を出入りするときは、走行中の人との衝突に十分気を付けましょう。これまではランナー=長距離選手という前提で話してきましたが、実際には織田フィールドには短距離選手も沢山います。当然彼らがダッシュする時のスピードは相当なものなので、事故にならないよう、また相手の練習の妨げにならないよう十分注意しましょう。

 

あとは、これは織田フィールドで走る以上受け入れなければならないことなのですが、それなりに速いペース(3分/km前後ぐらい)で走っていると、混雑している時は前を走っている人を追い越す必要が出てくることがあります。しかし、織田フィールドの混雑は尋常じゃないので、前の集団が3~4レーンまで膨らんでいることが往々にあります。となると、その集団を追い越すために自分は4~5レーンまで大回りする必要が出てくる場合があるのです。

別に遅いペースの人は邪魔だから1レーンを走るな、と言いたいわけではありません。織田フィールドは部活動として練習している人から趣味で走っている人まで、多種多様な人が集う場所なのですから、最初からそういう点(1レーンを常に走れるとは限らない)も考慮して練習に臨む必要がある、と言いたいのです。ただし、ペースの速い遅いが関係ないのはあくまで本練習のことなので、繰り返しになりますがアップやダウンの際は混雑を少しでも緩和するためにトラックの8レーン以外は空けるようにしましょう。


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練習が終わったら、さっさと更衣室で着替えてしまいましょう。閉館間際は更衣室内もかなり混雑するので。

帰りの際は、門を出てすぐ右手にある掲示板で今後1ヶ月の利用状況が掲載されているので、写真に撮っておきましょう。かつては早稲田大学の陸上同好会がHPにアップしてくれていたのですが、最近は更新が止まっているので……。

ちなみに、見れば分かるように織田フィールドは水曜日が基本終日解放日となっています。その他の平日や土日も一般解放されている場合がありますが、毎週必ず解放されているのは水曜日のみなので、織田フィールドを定期的に利用する場合は水曜の予定を開けておくようにしましょう。