旅の記録

旅ブログです。

台湾旅行1日目① 初めての台湾へ

2018年4月26日(木)

仕事を終えた私は解放感に包まれていました。世間は大型連休まであと1日だが、私は翌日有給を取るので、仕事を終えたこの瞬間から大型連休がスタート。その大型連休の前半部分を使って、初めての台湾に行ってきます。

この日をどれだけ待ちわびたことか。しかしその割に身支度は全く進んでいない。まあ身支度なんて30分で終わるっしょ!と余裕ぶっこいてまずは仮眠を取る。飛行機の出発は翌日の午前5時。空港(羽田)への前乗りは確定なので、本日の夜は寝れないことを考えると、今のうちに睡眠時間を確保して明日の活動に備えよう、と考えたわけです。

しかし、目が覚めたら時刻は午後10時半!最寄り駅から羽田空港への最終電車は午後11時前出発なので、今から身支度を整えていては100%間に合わない。結局最寄り駅から電車だけで羽田へ行くのは諦め、午前0時前に出発する電車に乗ってとりあえずJR蒲田駅まで行くことに。JR蒲田駅から羽田空港国際線ターミナルまでは約6kmと、何とか徒歩で行ける距離なので、そこからは歩けいていけばいいだろうと。

にしても、明日に備えて仮眠をとったのに、それが原因で6kmも歩いて疲れてしまっては本末転倒だ。何やら慌ただしい様相を呈したまま、初めての台湾旅行がスタートしたのでした。

 

JR蒲田駅から歩いて羽田空港

 

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というわけで、日付は27日(金)に変わり午前1時過ぎ、JR蒲田駅に到着しました。ここから歩いて羽田空港国際線ターミナルへ向かいます。羽田空港へは環八道りという大通りを沿って行けばよかったので分かりやすかったです。

 

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歩き始めて50分ほど、穴守橋というところから羽田空港の滑走路が見えてきました。しかし、国際線のターミナルへ着くにはここからが大変。この滑走路を大回りする形で歩いていかなければならないので、ターミナルに着くにはさらに30分弱の時間を要しました。

 

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ようやく羽田空港国際線ターミナルまでたどり着きました。この時点で時刻は午前2時半。もうチェックインを始めてもよい頃です。

 

手続きを済ませ羽田空港を出発

 

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建物の中に入り、出発ロビーがある3階まで上ってきました。さすが日本を代表する空港だけあって、広々とした空間が広がっています。

 

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私が今回予約したのは、行き帰りともタイガーエアという航空会社です。出発ロビーのカウンターはHに当たりました。

チェックインのために列に並んでいると、係員のおじさんから

「carry on bag?」

と質問されました。

キャリーオンバッグ………、直訳するとバッグの上に運ぶ……、って何じゃそりゃ??と一人ポカンとしていたら、

「機内持ち込みですか?」

と日本語で聞き直されました。

答えは「はいそうです」なんですけど、後で調べてみたら carry-on bag は「機内持ち込み荷物」という意味らしいです(反対に check-in bag は「預け荷物」)。私の英語力なんてこんなもんです。

 

 チェックインと保安検査、出国審査を終え、あとは搭乗時刻が来るまでラウンジで待機です。蒲田駅から羽田空港までの徒歩の間にかなりスマホの充電を使っていたので、この間に充電コーナーにてスマホの充電を回復させることに専念します。

 

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時間になったので、144番ゲートから飛行機に乗り込みます。外はご覧のようにまだ真っ暗です。

タイガーエアはLCCということで機内は広くなく、機内食も出ず、感覚的には国内線に乗っているのとほとんど変わりませんでした。しかも列が一番前で机がついていなかったので、机に突っ伏して寝る派の自分には中々辛い環境でした(笑)

 

ネットに繋がらずテンパりながらも台北

午前7時35分、飛行機は定刻通り桃園国際空港に到着しました。時刻的には2時間半しか経っていませんが、台湾は日本と1時間の時差があるので、実質的なフライトの時間は3時間半でした。

入国審査を済ませ、まずやることと言えば両替です。空港内の両替所は普通レートが悪いと言いますが、台湾の場合は空港内の両替所も街中の銀行もそんなに変わらないらしいので、ここで4日分のお金を両替してしまいます。

両替のやり方は、両替したい分のお金とパスポートを見せるだけなので楽勝です。今回は3万円両替しました。レートは1円=3.79NT$で、7,869NT$返ってきました(手数料としてマイナス30NT$=111円)。ちなみにこれからの文章では、全て1NT$=3.7円と考えて表記していきます。

 

軍資金も手に入れ準備万端かと思いきや、ここで思わぬところに足をすくわれます。SIMカードの接続が思うようにいかない……。

今回は台湾用のSIMカードをたまたま親から譲ってもらっていたので、わざわざSIMを調達する必要がなく楽勝かと思っていたのですが、いざSIMを差し込んでみると全然ネットに繋がらない……。説明書のとおりアクセスポイントを設定して、画面上にもLTEの表示がされているのに、一向に繋がる気配がない……。かなり焦った私は、とりあえず空港内に飛んでいるWi-Fiに接続し対処法を調べ、親にもLINEで助けを求めるものの、状況は好転せず。空港を出たら公衆Wi-Fiを使えなくなるので、何とか空港にいる間に繋げようと粘ってみたのですが、いたずらに時間が過ぎていくだけ……。

結局、一旦このことを諦め先に進むことにしました。そもそも、ほんの数年前まではスマホなんて使わなくてもみんな普通に海外旅行できていたわけです。それが今になって、スマホのネットが繋がらなくなったからって絶望感を感じるのもおかしい。まあ何とかなるっしょ!の精神で次は台北駅へ向かいます。

 

桃園国際空港からの移動方法としては、電車、バス、タクシーの3種類があります。少し前まではバスが主流の移動法だったようですが、最近になって台北駅と桃園国際空港を結ぶ鉄道路線(MRT桃園機場線)が開通し、電車での移動も可能となりました。今回は新しくできた鉄道の方を利用してみます。

電車に乗るにはまず切符の購入。台湾では日本のSuicaに当たるICカード「悠遊卡(台湾語で“ヨウヨウカー“)」が広く流通しており、そちらを買った方が便利とのことだったので、購入してみました。改札横の窓口で「Excuse me.ヨウヨウカー one please. 」と言えば簡単に購入できました。料金はカード本体に100NT$、チャージ料に400NT$の計500NT$(=1,850円)でした。これで逐一切符を買う必要もなくなります。

桃園機場線の電車は5~10分ぐらいの感覚で各駅停車と快速が交互に来ます。快速だと所要35分くらいで別料金も要らないので、快速が来るまで待った方がよいと思われます。

というわけで快速電車に乗り込み、あとは台北駅に着くまでひたすらスマホと格闘していました。外の景色を楽しむ余裕など全くありません。なのでこの道中だけ不自然に写真が全くありません(笑)そろそろ台北駅に到着するという頃、ようやくネットに繋げることが出来ました。どうやらアクセスポイントのAPNの入力の際、説明書と寸分違わぬようスペースを入れていたのが問題だったようです。普通に詰めて入力すれば大丈夫だったようです……。何はともあれ、無事ネットの接続が完了してよかったです。ほっと一息ついていると、電車は台北駅に到着しました。

 

台北の街を練り歩きホテルへ

台北駅に到着し、まずはホテルへと向かいます。チェックインの時間はまだ先ですが、荷物だけ預かってもらうためです。

 

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というわけで、まずは台北駅の地下から地上へと出ます。地上に出てまず真っ先に感じたことは………、

「蒸し暑っ!」

台湾は、4月の日本では感じられないモワ~~ッとした感じの蒸し暑さがありました。といっても、空は曇りで気温も30℃には届かず、別に過ごしにくいほどの暑さではなかったのですが、ただモワ~~ッとしています。

台湾は、日本人からしたら「中国大陸の横」ぐらいのイメージかもしれませんが、正確には与那国島の隣です。日本最西端の島のさらに南西にある、日本人が思っている以上に南国の島ですから、日本列島にいる時と気候の感覚が違っていて当然なのです。

 

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外国の街を歩いていると、日本の街との様々な違いが目につきます。私が真っ先に気づいたのが信号。台湾の信号機は残り秒数を知らせてくれるタイムリミット付きです。ついでに写真の信号機の数字下部には人間が歩いているアニメーションも表示されていました。残り時間が少なくなるとアニメの人間がダッシュし始めます(笑)スマホのカメラだと上手く写真に収められなかったのが残念です…。

 

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午前9時半頃、ただいまの気温28℃。ちなみに私は筋金入りの方向音痴なのですが、今回のホテルへの道のりも当然道に迷い、ものの見事に全く逆の方向へ突き進んでいました。普通に歩けば15分で着くところを倍の時間をかけて何とかホテルに到着しました。

 

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今回宿泊したのは天津大飯店というホテル。台北駅の北東にあり、中山北路一段という大通りの一つ東の通りを北上していくと右手に見えてきます。写真だとセブンイレブンのすぐ奥にありますね。

ホテルの人は皆日本語ができたので海外初心者の方にはおすすめかもしれません。料金は先払いで、シングルルームを3泊で4,500NT$(=16,650円)。クレジットカードで支払いました。

チェックインは3時からということで、それまで大きな荷物をフロントに預かってもらい、再度外に出ます。いよいよ初めての台湾旅行の観光をスタートさせます。

 

続く